◆よくあるお問い合わせ・ご質問について◆

Q.シェービングをすると毛が濃くなる?

 

A.私がこの仕事をしていて1番聞かれる質問です。
実は私自身も気にしていたこと。そんな気持ちになるのはわかります。確かに「絶対にない」とは、言えません。ただ、『剃る=濃くなる』というのは違います。
毛が濃くなるのは、剃ることよりもカミソリの刺激で濃くなってしまうのです。
ご自分で手入れをするときに使われているカミソリはどんなものですか?2枚刃だったり、あまり切れない剃刀だったり・・・それらのカミソリは、お肌に負担を与えているばかりでなく、毛根に刺激を与えてしまっていることが多いようです。

当店では理容師免許(国家資格)取得者のみが使える、特殊なレザー(カミソリ)と技術によって、肌への負担が少なく、毛根への刺激もなく施術できます。
手足は自分で処理できても、お顔はご自分ではシェービングしないことをおすすめいたします。また通説では、毛が増えたり、濃くなることはないようです。

人のうぶ毛の量は生まれながらにして決まっているそうです。うぶ毛の太さは、人生の中でホルモンの増減などで変わる時があるかもしれませんが、基本的には変わりません。

 

『カミソリと毛の関係』

*男性がヒゲ剃りに使っている電気カミソリ。コレを毎日つかっているとヒゲが濃くなるようです。それは、モーターの刺激によるもの。カミソリも同じで、使い方によっては、うぶ毛を濃くしちゃっています。
*眉毛を剃ったら薄くなってきた!ってことありませんか? これは剃ったからではなく、ホルモンや年齢的なことのようです。剃っているといっても薄くなっている箇所もあるのですね。
お気軽にお越しください。

 

Q.サロンカラーとホームカラー(市販薬剤)との違いは?

 

A.これもよく聞かれる質問です。少し長くなりますが・・・

大きな違いは2剤をホームカラーでは選べないということが決定的な違いです

2剤は過酸化水素が主成分で日本の薬事法では6%までが使用可能上限となっております。

過酸化水素の濃度が高ければ脱色作用や染める力が強くなるのですが、髪の毛のダメージの進行にもつながっていきます(要はブリーチです)

美容室ではアルカリを除去している過酸化水素や低い濃度の過酸化水素を使い分けて髪のダメージが進行しないように工夫しています。

美容室に行くとトレイの上に2~3個のカップが置かれていて塗り分けている光景を見かけると思います。

また時間による工夫もしています。根本の生えてきた新しい髪の毛を最初に塗って、時間を少し置いた後に毛先に塗布して時間をおいて流します。
これは根本はダメージがないので染まりにくいので時間とお薬のパワーが必要となりますが、もうすでに染まっている部分には時間とお薬のパワーが必要ではないという理由と、染まっている部分のお薬に浸かっている時間を短くする事によりダメージを進行させないという技術です。

ホームカラーは知識がなくてももある程度きれいに染めれるという事が前提なので2剤の成分はほぼすべて6%になっています。

また、ホームカラーで根本だけ染めておられる器用な方なら、説明書に書いてある時間内で流されている状態ですとダメージの進行はさほど美容室で染めるのと変わりがないと思います。
が・・・たいがいの方は毛先まで塗ってしまったり時間をおくとしっかり染まるという理由で長時間放置後、流しているお客様のお話を聞く事があります。

もちろん長時間放置は厳禁です! 

また、最近流行りの泡カラーなのですが、泡で染まる事が不思議とはおもいませんか?

 粘性のあるクリーム剤でもしっかり薬剤がついていないと染まりにくいのに、泡では髪の毛をしっかり包みこむ事ができません。しかし泡カラーの場合は1剤に秘密が隠されているのです。

2剤の濃度を上げるとキューティクルが開きやすくなりお薬が髪の毛の内部に入りやすくなるのですが、薬事法の決まりで6%以上は使用できません。そこで1剤のアルカリ濃度を上げる事によりキューティクルをすばやく開かせしっかり薬剤が包み込まなくても染まるという方法を考え出したのですね。

確かに簡単に塗れて染まりやすいという事は消費者にとってはありがたい事なのですが、ダメージを気にされる方またパーマをかける方には注意が必要となります。
アルカリ度を上げると言う事はダメージが必然的に強くなるという事と、決められている時間より長く強アルカリ剤に毛髪が使っていると元の髪の状態にはもどらず損傷した髪となります。

どこの美容室にいっても上手くパーマがかからないと言われる方にホームカラーをされているお客様は多いのも事実です。またお客様はご自分の髪質が悪いと思われている方も多いですが、原因はホームカラーの使用頻度と放置時間にも隠されているのです。

すべてのお客様がパーマをかけるている訳ではありませんが年齢と共にボリュームが欲しくなってくる方も多いはずです。その時にホームカラーでダメージがあるとキレイなパーマは必然的に無理となります。
ホームカラーは安価で手軽ですが、良く考えて使用して下さいね。

 

最後に、この仕事をしている以上あまりおすすめはできませんが、

ホームカラーをされる場合、薬剤の長時間放置は極度のダメージにつながりやすいので、添付の説明書にしっかり目を通し放置時間は必ずお守りください。

Q.ヘアーカラーとヘアーマニキュアの違いって?

 

A.ドラッグストアなどに行くと、ヘアマニキュアとヘアカラーが同じ箇所に置いてあって、どちらを選ぶか悩んでしまうことがありませんか?

本来、ヘアカラーとヘアマニキュアは全く違います

ヘアマニキュアは、言葉どおり「髪の毛用のマニキュア」です。

平たく言うと髪の表面層「キューティクル」が傷んだ場合に、髪を保護するためのもので、それに色素を加えたものが現在のヘアマニキュアです。
髪の外側に色素を付着させるものなので、色落ちしやすいですがほとんど髪を傷めません。これに対し、ヘアカラーは髪の外側だけでなく内側にも色を染み込ませる点が違います。色が長持ちする分、髪にダメージを与えます。
髪への影響や染まり具体など、ヘアカラーとヘアーマニキュアとの違いは大きいです

Q.リンス、コンディショナー、トリートメントの違い・・・

 

A.最近ではテレビなどでも豆知識として説明されている事がありますが、

今一度・・・

 

・リンスは髪の表面を油分でカバーし、シャンプーの後の髪のきしみを防いで、手ざわりをよくすることができ、髪の水分の蒸発をおさえることができる。しかし、毛髪の内部には作用しない。 

・トリートメントはリンスと同じ効果があるが、毛髪の内部にまで、タンパク質成分が浸透できるので、ダメージ部分に栄養を補給する事ができる。

・コンディショナーはリンスに近いけど、リンスよりも髪表面のコンディションを整える作用が強いものとお考えください

 

昔は洗浄力の強いシャンプーしかなかったので、洗い上がりがゴワゴワしている髪を、しっとりさせるためにリンスが必要でした。
しかし現在では、シャンプーもマイルド成分を含んでいるものが多くなって、リンスが本来持っていた働きは、だんだん必要ではなくなってきたようです。

そしてそのかわりに、リンスのように髪の表面を保護しつつ、洗い上がりの髪に、しなやかさやハリ感コシなどの効果を合わせて持っているコンディショナーが、リンスのかわりに使われるようになりました。

 

最近では洗髪用品もたくさんの商品が出回っておりどの商品をどのように使っていいかわからないっと言う意見を多く見受けられます。

簡単にですが改めて・・・

 

1.シャンプーで頭皮からしっかり洗う
2.トリートメントを使い毛髪内部に浸透させる為1~2分放置する。
3.リンス又はコンディショナーで髪の表面を保護する。

 このような順番で、効果的なケアをしてください。